お知らせ

1月 25, 2018

従業員がインフルエンザにかかった場合、もしくは家族がインフルエンザにかかった場合の対応はどうしたらいいのでしょうか。

この季節、どうしても出てくる問題です。

 

まず、従業員がインフルエンザにかかった場合、新型か季節型かで対応が違います。

新型の場合、感染拡大を止めることが最優先され、休業命令を出すことができます。また、その際の休業手当は必要ありません。

一方、季節型の場合は、休業命令を出すなら休業手当の支払いが必要です。本人がどうしても出勤したい、という場合は、出勤させるか休業手当を支払って休ませるかです。

 

家族がインフルエンザにかかった場合、本人の出勤を認めるか否かは会社判断ですが、休ませる場合は、休業手当が必要です。

本人から休む旨の連絡があれば休業手当は必要ありませんが、出勤してほかの従業員に感染させたら困る、ということであれば、休業手当を支払い休ませます。

 

これら以外にも様々なケースが考えられますので、この機会に規定の制定もしくは見直しをさせてみたらいかがでしょうか。

12月 26, 2017

とある面白い記事を見つけたのでご紹介します。

以下は、企業・従業員マッチパネルデータを用いた労働市場研究からの報告です。

「労働時間が長くなるほど、労働者の仕事満足度が増していくような関係が見出されることが分かった。その他の条件を一定とした場合、週当たりの労働時間が55時間を超える辺りから、仕事満足度が上昇していくことが観察される。つまり、労働時間が長くなるほど、仕事がおもしろくなり、仕事から得られる非金銭的な満足度が上がっていく様子が観察できる。しかし一方で、メンタルヘルスと労働時間との関係については、仕事満足度とのような関係性は見いだせず、労働時間が長くなるほどに悪化する傾向があることも分かった。

行動経済学の領域では、人々には、自身の健康に過剰な自信をもってしまう(overconfidence)傾向や、現在の状態が将来も続くと考えてしまうバイアス(projection bias)が存在することが指摘されている。本稿の結果は、人々がこうした認知の歪みを持っていることにより、労働者は「自分は大丈夫」と考え、自身の健康を過信しがちとなってしまう結果、仕事満足度のほうを優先させてしまい、長時間労働になりやすい可能性があることを示している。特にこうした傾向が強いのは、エネルギッシュなタイプの労働者や、職場の同僚がメンタル不調に陥った場合に「士気が下がるので迷惑だ」と考えるようなタイプの労働者などに顕著にみられることも分かった。

昨今では、自律的な働き方、一般として働く時間や時間帯を自由に決定できるような働き方の拡充が展望されているが、本稿の結果は労働者の裁量に完全に委ねた労働時間の決定は健康を損なう可能性を高める可能性を示しており、労働時間に法的な上限規制を設けるなど、第三者による介入が必要であることを示唆している。また、本稿の結果は、従業員の「仕事満足度」が高いからといってストレスがないと判断することは危険であり、満足度以外の指標も併せてみながら従業員のストレスチェックを総合的に行っていく必要があるといえる。」

 

1週55時間といえば、長時間労働です。1月60時間以上時間外労働をしている計算になります。

その場合、仕事の満足度が高い、という結果なんだそうです。

仕事を長時間していることで、仕事をしている自分に酔う、ということなのかもしれませんが、これが続くと本人が気づかないうちに心疾患や脳疾患を患ってしまって、体調不良、メンタル不調へと陥ってしますのでしょう。

 

気を付けないといけないのは、本人からの「頑張ります」「大丈夫です」「まだいけます」という言葉を鵜呑みにしないことです。

 

大事になると、本人ではなく家族から訴えられます。

「本人が大丈夫って言ったから」は理由になりません。

 

生産性のない仕事を長時間して、「仕事している!」と誇らしげに言われても困る、という事業主の言い分も聞こえてきそうですが、生産性のない仕事の指示を出しているのは事業主ですので、改めて、自社の仕事内容を精査してみてはいかがでしょうか。

 

11月 16, 2017

「助かるわ」と従業員や部下に言ったことはありますか。

 

「よくやった」という言葉は、それなりに難しい仕事や大きな仕事をやり遂げたときに褒めるために言うことはあるでしょうが、日常業務のようなルーティンワークなどに対してはあまり使いません。

 

そこで、この一言、「助かるわ」です。

この一言を日頃から言えるようにしましょう。

 

見違えるように従業員の動きが変わるはずです。

 

「会社に求められている」「役に立っている」「自分の仕事を見てくれている」

という思いが従業員のやる気を起こすのです。

 

 

 

11月 8, 2017

労働トラブルは、大きくこじれると裁判沙汰になります。

となると、費用も時間も労力もかなり費やします。

でも、きっかけはちょっとしたことから始まります。

なので、そのちょっとしたことを気を付けるだけで、労働トラブルを防ぐことができます。

そんなちょっとしたことを紹介します。

 

労働トラブルで特に多いのが退職です。

だれもが円満退職したいのですが、会社からすれば、「辞めやがって」という思いがあり、嫌味の一つも言いたくなるのです。

嫌味を言われた労働者は気分良くありませんし、退職してますから遠慮もありません。なので、当初は請求するつもりがなかった未払い残業代や長時間労働、休憩時間がきちんと取れなかったなどを監督署に申告するのです。

 

もちろん労基法違反はいけないことですが、気分を害された労働者は、会社を少しでも困らせたいという思いが出てくるのです。

「もう辞めたけど、会社を困らせたいのでどうすればいいですか」という相談も過去何度も受けてきました。

 

 

こんなことにならないようにするには、

退職者に対して、

「今までありがとう。次のとこでもがんばれよ」

と言って送り出しましょう。

 

本音じゃなくてもいいんです。

この一言があれば、気分良く辞めていきます。

ま、本音で言えるのが一番ですが。

10月 16, 2017

ネットの記事にこんなタイトルが付けられていました。

「年金の受給額を最大42%もアップさせる方法」

 

われわれ専門家の社労士からすれば、「繰り下げ受給の件だな。でも、ちょっと語弊のある言い方だな」と思うわけです。

年金が42%もアップすれば誰だってそちらを選びます。

でも、あまり知られていませんし、われわれも制度は説明しますが、推薦はしません。

なせなら、

42%アップさせるには、65歳からもらえる年金を70歳までもらわないようにしないといけないからです。

要するに、5年間年金もらわないならアップします、ということです。

 

5年間にもらうはずだった年金を取り戻すのに約11年間年金をもらわないといけないのです。70歳からもらって81歳まで生きないと得にはなりませんし、65歳から70歳までは年金がありませんから、他の収入源がないと生活もできません。

ですから、65歳からもらってた方が得、の場合もあるのです。

 

タイトルだけ見て、年金事務所に「年金増える方法あるんやて?」と相談に来る人がいるのですが、内容を説明するとほとんどの方がそのまま帰ります。5年間年金がないのが厳しいみたいなので。

 

記事を読み進むときちんと内容について説明されていますが、こういうタイトルの付け方は、ちょっと気になります。