年休を拒否されて旅行をキャンセルしたキャンセル料は誰の負担か

年末です。本当に1年が早く感じます。

 

さて、年次有給休暇を利用して、旅行に行く計画を立てる人も多いはず。

特に海外旅行であれば、何か月も前から予定して、旅行会社には料金を事前に支払います。

にもかかわらず、会社から年次有給休暇の取得を拒否されたらどうしますか?

(正確に言いますと、会社に拒否権はありませんので、時季変更権を行使された場合です)

仕方なく旅行をキャンセルする人もいたでしょう。

その場合に発生するキャンセル料は誰が負担するのでしょうか?

会社ですか?本人ですか?

 

会社のために旅行をキャンセルしたのだから会社が負担すべき、という言い分はよ~くわかります。

でも会社に負担義務はありません。あくまでも交渉するしかありません。

民事的に損害賠償を会社に請求することも可能なのかもしれませんが、応じるかどうかはわかりません。

では、本人が負担するしかないのでしょうか・・・。

 

労働基準法で考えますと、まず、

会社の時季変更権が妥当かどうかを考えます。

なぜ会社は年休の使用を嫌がったのでしょうか。

「年末で忙しい時期だから」という理由だとしたら、それだけでは会社の言い分は成り立ちません。

 

しかし、現実問題として、会社に年休を拒否されるとそれを無視してまで旅行に行くには勇気がいります。で、仕方なく旅行をキャンセルすれば、それは本人が選択したことになります。

ですから、キャンセル料は本人が負担しろ、という理屈も出てきます。

 

よくある話ですが、泣き寝入りしている社員がほとんどでしょう。

 

キャンセル料の金額にもよるのでしょうが、会社とよ~く話合うことが大切です。

話合いすらしてくれない会社の場合はどうすればいいのでしょう?

そんな会社に魅力はありますか?

 

売り手市場ですから、新たな職場を探すのも選択肢の一つでしょうね。