短時間労働者への社会保険適用拡大のQ&A①

2016年10月1日から、短時間労働者に対しても社会保険(健康保険・厚生年金保険)の加入が義務付けられます。

主な条件は以下の通りです。

① 1週間の所定労働時間が20時間以上

② 1年以上継続して使用される予定

③ 月額8万8千円以上

④ 学生でないこと

⑤ 501人以上の事業所

上記すべてに該当する短時間労働者が加入します。

 

この5つの条件それぞれに、こんな場合はどうなの?という疑問点が生じるはずですので、主だったものを順次紹介していきます。

本日は、① 1週間の所定労働時間が20時間以上についてです。

 

Q1.「所定」労働時間ですから、契約書や就業規則で判断することになりますが、契約書などがない場合はどうなるのか?

A1.残業等を除いた基本となる実際の労働時間または労働日数を事業主等から事情を聴取した上で、個別に判断。

Q2.1週間ではなく1ヶ月で所定労働時間が決まっている場合は?

A2.1ヶ月の所定労働時間を12分の52で除した時間で判断。

(1ヶ月120時間の場合、120÷52/12=27.69・・・)

Q3.1週間ではなく1年で所定労働時間が決まっている場合は?

A3.1年の所定労働時間を52で除した時間で判断。

Q4.1週間の所定労働時間が週によって変動する場合(ある週は3日、ある週は2日などシフトによる場合など)は?

A4.当該周期における1週間の所定労働時間の「平均」を算出して判断。

Q5.契約書等で所定労働時間が20時間未満だが、実際は20時間以上労働していることが常態化している場合は?

A5.事業主等への事情聴取や出勤簿などの書類で確認を行い、直近2ヶ月において週20時間以上であるなら、「所定労働時間が20時間」として取り扱う。

 

ご参考までに。